「教育工房あ〜く」はどんな塾?生徒の声
生徒さんの声

「あ〜く」に入塾したきっかけは?
小学生時代に仲の良かった友だちが、たまたま「あ〜く」に通っていて、「井上君もどう?」と誘われたのがきっかけです。そこからですから、東大に合格するまで「あ〜く」にお世話になった年数は、かれこれ10年以上になります。
通い始めた頃の塾の印象は?
「あ〜く」の教育方針は、年少時からひとつひとつ積み重ねていくというもの。だから、成績がグンと急に上がるのではなく、少しずつ成果が積み上げられて、気がつくと当初よりもずいぶん成績が伸びていたという感じです。
短時間に効率良く詰め込んで教えるような塾ではなかったので、親から強制されて通っている感じがまったくなく、自発的に楽しく通学することができました。
「あ〜く」に通って良かったと思う点は?
「あ〜く」の先生方に上手に導いてもらって、勉強する習慣が自然と身に付いたことです。毎日3度ご飯を食べるのが当たり前であるように、勉強することが生活の一部になりました。おかげで小中高と、勉強を全くしない日が、1日としてなかったくらいです。
それと、勉強でわからないところは、自ら進んで質問するという姿勢が身に付きました。苦手な教科や弱い部分が出てきたら、「どうしたらいいですか?」と、必ず尋ねるクセが付いたのは大きな進歩でした。学校だけでは補えない部分を、「あ〜く」でしっかり補強してもらえたので、授業でつまずきそうになっても、不安というものは全然なかったです。
小学生時代で最も思い出深い出来事は?
小学生の子供はよく疑問が生じると、「どうして?なぜ?」と大人に質問を連発しますよね。そういう子供っぽい質問にも、「あ〜く」の先生は、きちんとロジカルに、納得できる普遍的な解答で応えてくれました。
例えば当時は、小学校の先生に「漢字の書き順は必ず守ること!」と、すごくしつこく言われていました。でも子供にすれば、「なぜ書き順が大切なの?漢字なんか、形が同じだったらそれでええやん。そんなことまで記憶するのは合理的じゃない」と思っていました。
そういう素朴な疑問を、ある日「あ〜く」の先生にぶつけてみました。先生は、「漢字には見栄えやバランス、連続性がある。書き順が正しければ、見栄え良く書けるし、次の文字へと効率良く移行していくことができる」と言われて初めて、書き順を覚えることは無駄ではない、大切なことだと理解できました。
東大を目指そうと思ったのはいつ?
中学生の時です。
小学生時分に、日本人初の宇宙飛行士毛利さんがスペースシャトルに乗って宇宙へ行き、いろんな実験などをして帰ってこられました。宇宙での毛利さんの模様が、盛んにテレビで放送されていて、それを見て俄然、航空宇宙に興味を持つようになりました。
小学生の頃はまだ漠然とした夢のようなものだったのですが、中学生になって「あ〜く」の先生から「東大に受かったら、宇宙の勉強ができるよ」と教えられ、「え、ほんと?すごい!じゃあ東大」っていう具合に飛びつきました。
先生にうまく乗せられたって感じ
まあ、結果的にはそうかもしれませんね(笑)。
でも実際に調べてみると、東大に入学すれば、3回生からはゼミを中心に、自分がしたい勉強を専門的に深堀りできることがわかりました。専門課程の中には、宇宙の最先端の知識を勉強できるところも東大にはあります。
そんなふうにして一気に夢が現実になっていき、「よし、まず東大の理科一類に合格して、3回生になったら宇宙の勉強をしよう!」と、具体的な目標が決まったのです。それからは、目標を達成するには今自分が何をしなければいけないかを常に意識するようになり、勉強に対するモチベーションも急速に高まりました。
東大を目指す上で大変だったことは?
自分が思ったほど、成績が伸びなかったことです。とにかく、合格ラインにまで成績を上げるのが大変でした。
自分の感覚としては、先月よりも理解できるようになったという手応えはあるのに、それが成績になかなか反映されない。何故なんだろうと自問自答しても、原因がよくわからず、苦しい時期が続きました。ある日、それは学力の問題ではなく、解答する技術が足りないからだと気づきました。それからは重点的に、より良い解答の方法を先生に質問するようになり、ようやく壁を乗り越えることができました。そこに気づくまでは、地道にやるしかなかったのですが、今振り返るとそれも重要な下地になったと思います。
苦しい時期に先生は何かアドバイスをくれましたか?
わからないことがあっても、「あ〜く」の先生がいると思うと、それはもう、心強かったですね。
「この部分がどうしてもダメ、どうしたらいいでしょうか?」というふうに、切羽つまった時は必ず先生に相談していました。先生は単に解答を教えてくれるのではなく、「こうやったらどう?」というヒント形式でアドバイスをくださるので、自分の力で解決できるのがありがたかったです。自分ひとりで解決した問題はしっかり身に付いているので、学力が確実にアップします。
何かに迷ったとしても、ここに来れば必ず解決がつく。僕にとって「あ〜く」は、最後の砦のような存在でした。
そんな先生方へのメッセージは?
一番言いたいのは、「わがまま言ってごめんなさい」ってことです。
よく、「学校の行事があるので、ちょっと到着するのが遅れるかもしれません」と連絡すると、遅れた分だけ、授業時間を延ばしてくれました。個別指導とはいえ、とてもフレキシブルに対応していただき、今でも本当に感謝しています。大手の塾なら、ありえない親切対応だと思います(笑)。
個別指導の良いところは?
以前に一度、大手の学習塾に通ったことがあるのですが、その時は先生1人に対して生徒が30人でした。そういう状況だと、授業内容がわからなくても、1人のために授業は止めてもらえません。結果、その生徒は、その授業内容に付随する問題が解けなくなります。
そういうつまずきが少しずつ積もっていくと、ついには全てがわからなくなってしまいます。受験勉強というのは、それが恐ろしいところです。
「あ〜く」では、わからないところは20分、30分かけてでも、僕がわかるまで説明してくれました。それが個別指導の良いところだし、ありがたい点でした。
「あ〜く」を一言で紹介すると?
「面倒見がいい塾」です。
最後の最後まで、とことんつきっきりで見てくださるところが、「あ〜く」の最大の魅力だと思います。
東大での学生生活はどうですか?
楽しいですよ(笑)。
子供時分から「あ〜く」に通っていたおかげで、ごく自然に勉強するくせがついているので、大学生になっても授業に出ない日はありません。勉強しないと気持ち悪いっていう感覚ですね(笑)。
東大には1学年3,000人の生徒がいます。入学して半年になりますが、ここでは、自分からアクションを起こせば、いろんな新しいことが発見できるってことがわかってきました。
先日も横浜で女性宇宙飛行士、向井千秋さんの講演会があったのですが、会場に行ってみると同じような夢や関心事を持つ友達が集まっています。小中高時代とはまた違ったタイプの人たちが多いので、出会いが楽しいですね。
これからの目標は?
3回生になると専門課程が始まります。ですから直近の目標でいえば、1、2年時の基礎課程をしっかりがんばって良い成績を残し、3回生からは専門の勉強についていけるだけの成績をキープできるようにしたいです。
長期的なスパンで見た人生の目標は、初志貫徹で宇宙飛行士になることです。